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ぼくたちはどう老いるか 高橋源一郎 朝日新聞出版 2025年12月12日 - いもづる読書日記
「緩和ケア医や緩和ケアチームにも患者さんを診てもらいたいとなると、この担当医の許可が必要になります。(中略)もし、この担当医が終末期医療や緩和ケアに明るくない場合、緩和ケアチームに兼科でついてもらうことがとても難しくなります。(中略)現行の日本の医療システムでは、ここのマッチングが皆無ですので、自分で見つけて、合わなかったらまた他を探すということをしなくてはならないのです。ほんとうに、生産性が低いですよね。」(104ページ)「地域包括ケアシステムがうまくいっていないのも、基本的に家で介護をする&受ける需要が高くないからだと思っています。(中略)家族ではなく介護福祉士や看護師などプロのサービスを受けるのが当たり前であるという価値観が定着したことのあらわれではないでしょうか。信頼しているパートナーに24時間面倒を見てもらうよりも、役割と業務内容が明確なプロとの関係の中でケアを受けるほうが、関係性へのダメージも少ないですよね。(中略)いくら患者さん本人が自宅療養を希望していても、です。介護をする側の生活と人生を奪う権利は、誰にもないんです。」(109ページ)