ロシア・サッカー物語 (ユーラシア・ブックレット) 大平陽一 2002.6 東洋書店

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同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬 2021/11/17 早川書房 - いもづる読書日記

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暗き天才 メイエルホリト | みすず書房

ソ連におけるサッカーと政治の関係を語った小冊子。作曲家のショスタコヴィッチが熱心なディナモレニングラードのサポータだったらしい。「サッカーはスターリン専制が作りだした偽善とシニシズムの砂漠にぽつんと残ったオアシスになりつつあった。」(18ページ)
旧ソ連のサッカーといえば、(ウクライナの)ディナモ・キエフだ。1998-99シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグでベスト4。だが、「国内ではロバノフスキイの組織サッカーはジャーナリズムの批判の的にもなっていた。評論家たちは異口同音にサッカーの美学と自由の蹂躙者として彼を非難し続けた。」(53ページ)ウィキペディアによると、ロバノフスキイは2002年5月7日のウクライナリーグ、メタルググ・ザボロージャ戦後に倒れ、同13日に永眠した。本書が刊行される直前であった。