『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 特設サイト | 新潮社
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女たちのテロル ブレイディみかこ著 岩波書店 2019/05/30 - いもづる読書日記
ベストセラーとなった著者の出世作。例えば「女たちのテロル」に比べると薄口というか入門編という感は免れないが、それがポピュラリティを得た理由だろう。色々語りつくされているので、あまり言は重ねないが、とても面白かった。
「女子生徒に案内されて廊下を歩いていくと、左右の壁に、見おぼえのある、というかひどく懐かしいサイズの正方形の物体がずらりと並んでいるのが見えてきた。ザ・シャドウズ、ジ・アニマルズ、ザ・フー。名だたるブリティッシュ・ロックの名盤アルバムのジャケットが両側の壁にずらりと貼られていたのだ。何よりこの並べ方に信頼がおけるのはロニー・ドネガンから始まっている点だ。」映画のシーンみたいだな。ロニー・ドネガンが誰か説明しないのも格好いい。