ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち 筑摩書房 2020.6 ブレイディみかこ著

筑摩書房 ワイルドサイドをほっつき歩け―ハマータウンのおっさんたち ブレイディみかこ

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労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱 ブレイディみかこ著 光文社新書 2017年10月17日 - いもづる読書日記

著者の描き出す世界は変わらない。映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」が重なる。本書は各章に音楽の題名が使われていることが多いので、同世代としては音楽の持つ喚起力が大きい。こんなノスタルジックなことを書くと若い人はどう思うだろうか。
特に頭に鳴り響いたのはマッドネス "One Step Beyond" だった。楽曲の持つ力だろうか。スペシャルズとマッドネスは「ツー・トーン・ムーブメント」とセット扱いされていたけど、"One Step Beyond" はスティッフから発売されているんだ。著者はイアン・デューリーあたりはどうなのかな?